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タイトル名 |
ラスト サムライ |
レビュワー |
佐吉さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2009-03-04 02:38:27 |
変更日時 |
2009-03-20 14:49:54 |
レビュー内容 |
武士道とかサムライ精神っていうのは、江戸幕府が幕藩体制を維持するために、儒教という他国の哲学を利用しながら作り上げていったもの。戦国時代以前の武士を見りゃわかる。保身と欲のために、主家をころっころ替えている。仁も義も礼も無い。 だからこの映画が勝元一派を「古き良きもの」を大事に守っていると描いているのは滑稽だし、日本にきてまもないアメリカ人がそれに魅せられることに至っては片腹痛い。 そう思った時点で、ストーリーが優れていようが役者の演技が良かろうが、この映画を評価することはできない。 ちなみにストーリーも、ものすごく面白いとは思わない。 まあ元々この映画、日本人が見て評価するように作ってないのだろう。南北戦争の将校が日本に来て、欧米にはない価値観をもつ人々を発見しましたよ!強烈な美学を持ってます。生き方は壮絶ですよ!てのを見せる映画であって、この時代が現代日本からしてもかすむほど昔になったのをいいことに、ちゃっかり背景として利用しただけのことだ。日本以外の他国の人が、実際の歴史に照らし合わせて細かいツッコミを入れることはあるまい。 |
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