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タイトル名 |
グラン・トリノ |
レビュワー |
ワイルド・サイドでキャサリンさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2013-05-18 05:41:19 |
変更日時 |
2013-05-18 05:41:19 |
レビュー内容 |
イーストウッドが実にいきいきと頑固で孤独で強き老人を演じており、いきいきとという表現が妥当かわかりませんが、とにかくこちらが楽しくなってしまいます。孤独な老人が人との絆を取り戻すというベタな設定も、イーストウッドにかかれば違った楽しみが加わります。果たして銃の引き金を引くのか引かんのか?もしくは引くまでもないのか。イーストウッドにあって引くまでもないなんてことがあり得るのか?しかし今回ばかりは、イーストウッドがこれまでバッタバッタと倒してきた敵とは趣が異なり「救われない」子どもが相手なわけで。かといってイーストウッドをして握られた銃が最後まで火を吹かない映画を作るとも思えない。そんなスリルを孕んだまま進む映画の結末は、やはり一貫してイーストウッドはイーストウッドだったと、意外性をも包括した説得力を持っていたと思います。 |
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