みんなのシネマレビュー
ヒトラーの贋札 - はち-ご=さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ヒトラーの贋札
レビュワー はち-ご=さん
点数 8点
投稿日時 2011-07-14 10:41:42
変更日時 2011-07-14 10:46:20
レビュー内容
妻投稿■ホロコーストの映画って、虐殺被害者は聖人君子みたいな人ばかりで、生き残れた喜びと生き残れなかった悲惨さを対極に画くことが多い。これって、歴史修正の中で被害者(の人として許される範疇の世俗)に物凄いバッシングが来たり、被害者自身が「お前は実はこんなズルで生き残ったんじゃないか」と生き残ったことに罪悪感を感じるように強要されたり、そうやって結局虐殺を容認した社会やそこに生きる人の想像力の足りなさが無罪放免になる仕組みになったりして、とても危険だと思います。■この映画は、というよりこの原作者で実際に収容所に入って贋札を作った方は、「私のことを厭らしい俗物と非難してくれてもかまわない」「かわいそうだと思ってくれなくてもかまわない」「贋札作りという理的行為を行った人間として糾弾してくれても構わない」というスタンスです。その代わりに見た人に対し、「私たちはこの状況で正義を取れるか、それとも安全のために強いものに気に入られるよう頑張るか」というジレンマを感じてほしかったんだと思います。ホロコーストは一般大衆が賛成した大虐殺。それを許した歴史を持つ人間は、実はヒトラーに洗脳されて何が正しいのかわからなかったのだけではなく、正しいものを封殺した主人公のような俗人的部分があったんだと思います。だから、終戦記念日の黙祷時間に、こういうジレンマが自分の体にあることを感じてほしいと、この映画は訴えているんじゃないかと思います。生き残ったものがカジノで喜びではなく孤独を感じるシーンは、その象徴だと思います。
はち-ご= さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-04-26クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱87.60点
2017-08-07ひろしま(1953)107.54点
2017-01-14この世界の片隅に(2016)108.19点
2016-10-22映画 聲の形96.45点
2016-10-13山嶺の女王クルマンジャン88.00点
2016-08-28君の名は。(2016)77.00点
2016-04-18名探偵コナン 純黒の悪夢55.50点
2015-08-25バケモノの子95.53点
2014-07-25コマンドー76.67点
2014-05-04クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん107.03点
ヒトラーの贋札のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS