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タイトル名 |
ダークナイト(2008) |
レビュワー |
はち-ご=さん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2008-08-28 23:10:43 |
変更日時 |
2009-07-20 18:54:31 |
レビュー内容 |
妻投稿■■ジョーカーのキャラクターは最高だった。彼の声優にクレヨンしんちゃんの野原ひろしと同じ声を入れた日本吹き替え担当者のセンスも素晴らしい。■■けどねぇ、私バットマンが守りたいものにそんなに共感を感じないんですよ。それは「常に市民がヒーローを求め、それに希望を持つ」という部分。バットマンにとってはそれがハービーだというんだろうけど、私は「何でゴッサム市の市民がジョーカーにおびえ、パニックになり、利己的な暴徒になったのか」と考えた時に「ヒーローに甘えていた」としか思えないんですよ。現実世界って自分自身がヒーローであり悪者であり、そうやって一人一人が生きていくものなのではないでしょうか。■■子供がヒーロー番組を見るときって、「わあ、僕もあんなのになりたい」というもんなんだろうけど、それが大人になると「僕の代わりに彼がヒーローになってくれる」に変わってしまうものなのだろうか。少なくとも映画の中のヒーローとゴッサム市民の関係はそういう関係だ。これは私たちがヒトラー、ブッシュ、オバマに何かを期待するのとあまり変わりはない。ヒーローの在り方はそんなもんじゃないはずだ。■■私はバットマンが最後に下した結論は、結局は何の解決にもならないと思う。ヒーローが去っていく時には、残された子供たち、そして観客、映画の中ではゴッサム市民自身がヒーローにならなくてはいけないはずなのだ。 |
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