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タイトル名 |
苦役列車 |
レビュワー |
すべからさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-07-29 02:45:45 |
変更日時 |
2012-07-29 02:45:45 |
レビュー内容 |
森山未來がこれ以上ないほど、きったない顔してて素晴らしかった。ほんもののクソ野郎にちゃんと見えた。正直、この映画は、貫多のクズっぷりを楽しむ作品であり、他にあまり語るべきところがない。周りの人間は、ただの脇役でしかないので、高良健吾も前田敦子も、誰が演じても良いような役どころだったりする。(マキタスポーツは除く) それなのに、2時間近くきっちり楽しめるのは森山未來の実力と、どうってことない話をそっけなく描いてるだけなのになんとなく面白い作品を撮れちゃう山下敦弘監督の力量なのだろう。 中卒っていうのは昔も今も、かなりハンデになるけど、この若さなら、まだ全然人生終わってないので、ちゃんと働いて金貯めればなんとかなるよね。(それができない男なんだけど)ってことで、あまり悲壮感はなく、ギリギリ「しょうもねーなー、アハハ」と笑って済ませられるライトな話かな、とは思う。
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