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タイトル名 |
ばしゃ馬さんとビッグマウス |
レビュワー |
すべからさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2014-03-06 01:02:53 |
変更日時 |
2014-03-06 01:02:53 |
レビュー内容 |
出てくる人間のペラい事、ペラい事。どこか他人ごとと思えなかったりする痛さ。共感できる部分は、やはりある。でも、痛さを表現することが得意な吉田監督からすると、切れ味はずいぶん物足りない。 馬渕さんは、いい年して理屈っぽくなってて、力のある人に媚び売ったりするところが、本当に痛いなー。悲劇のヒロインぶりたがり、悲しみを演出するために音楽を変えたりするところぐらいはカワイイが、全然魅力的でないヒロインである。自分に才能がないと思うならさっさと辞めちまえ!! 脚本家とかミュージシャンとかお笑いとかは、むしろ才能がないやつが売れちゃダメだ。業界のためにならない。そんな才能もないやつが書いた、冒険のない作品を誰が観たいと思うのだ?何も作ってなくても、ビッグマウス君の方が余程好感が持てた。 まさに本作こそが、「そんなつまらないやつが作ったペラい内容」を体現していたりする。大してドラマもないし鋭さがあるわけでもない。主人公を始め、登場人物にまるで深味もない。超えるべき試練も障害も与えられず、なんとなく過ぎていくテンプレート的な日常。 それを徹底してのっぺりと描いた事こそが本作の面白さなのかもしれない。夢がどーだこーだと、繰り返されるセリフもむず痒い。だけど決してつまらなくないのが不思議。 ひところで言うならば、この映画はつまらな面白い!!と言ったところだろうか。 |
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