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タイトル名 |
楢山節考(1958) |
レビュワー |
すべからさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-06-05 12:07:04 |
変更日時 |
2009-06-05 12:07:32 |
レビュー内容 |
背景は絵、人間以外は大道具という、大掛かりな舞台セットのような風景。BGMは三味線。舞台風にしたことで様々な色の照明や、スポットライトが違和感なく溶け込んでいます。視覚的にも聴覚的にもかなり斬新。 泥棒の出た一家を根絶やしにするという発想や、年寄りは山の神様の元に行くという残酷な発想が当たり前の貧しい田舎が寓話的なのに現実的に描かれています。このどうしようもない閉塞感は、撮影が全て屋内であるということにも起因しているのでしょう。 ラストの唯一の白黒シーンに、なんとも言えない気持ちになりました。 |
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