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タイトル名 |
スーパー! |
レビュワー |
しぇんみんさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-04-28 21:25:31 |
変更日時 |
2012-04-28 21:35:27 |
レビュー内容 |
深く考えさせられる内容であることは間違いないのだが、鑑賞後の後味が悪く、安易に人に勧められない映画である。妻を薬の売人に寝取られた冴えない主人公が、神の啓示によりヒーロー「クリムゾン・ボルト」となり巷の悪に罰を与え、妻も取り戻そうと一念発起する...のだが、弱っちくて返り討ちにあうこと多々。そこで凶器による不意打ち一撃離脱方式に変更。一応彼の考える悪いことをした人しか襲わないのだが、その描写が姑息でえげつなく、嫌悪感バリバリ。また、途中から押しかけ女房的に相棒となる「ボルティ」の言動がヤバく(悪い意味)、エロくて傍若無人で観ていて引きまくる。ヒーローものは悪を罰する際に幾ばくかの爽快感が生まれるが、この映画のヒーローたちの行動には爽快感や格好良さがない。ただ、そこに現実感が湧き上がる。ヒーローが一般的な正義(法律・マナー)に反した人を殴ったり殺したりすれば、ヒーローも正義に反してしまう。数多のヒーローたちの存在の矛盾を皮肉り、ヒーローとサイドキックとの性的関係を揶揄した内容は趣味で及第点。 |
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