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タイトル名 |
ロリータ(1997) |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-01-18 22:14:03 |
変更日時 |
2012-01-21 13:31:01 |
レビュー内容 |
キューブリック版を観た直後だからか、ロリータ役の少女が魅力的に見えなかった。そのおかげで、偏執的な愛情を注ぐ男というテーマは浮かび上がって見えました。でも、今度は主人公の情熱が遠くなって、共感しにくい。ロリータを連れ去った男に対する怒りがあれほど大きかったのは、別れの原因を作ったからというだけではなく、奴が同族だからでしょう。「俺とロリータの関係を分かっているお前が連れ去るのか!」ってことです。そこで感じたのは、対象との年齢差を除けば普通の片思いの恋愛感情と同じということ。主人公が哀れに見えるのはそんな理由でしょう。だからって、同情はしませんが。でも、ロリータを連れ去った男は金に任せて色々なことをしていたようなので、細々とロリ趣味に沈潜する主人公とは方向性が違っていましたね。どっちが正しいロリコンなんですか? 言葉の定義が良く分かってないかもしれない。実は本作で最も嫌悪を感じたのは、机の鍵を壊して他人の日記を読むおばちゃんの独占欲でした。 |
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