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タイトル名 |
レイクサイド マーダーケース |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2008-12-04 21:09:33 |
変更日時 |
2009-03-27 16:13:58 |
レビュー内容 |
最近は「お受験」という言葉があまり聞かれなくなった。すでに一般化したということか…。この映画はサスペンスとしては突っ込みどころがいくつかあったけど「お受験」が抱える問題点に迫っていると思う。 生徒と親と講師が合格という目標に向かって邁進する合宿であるが、全員が心をひとつにしているかというと、そうではない。そのことが死体の隠滅工作をめぐる遣り取りから露見し、疑念が子供たちに向いた段階で、彼らの心の内も闇の中に霞む。 この映画は殺人の動機という踏み絵によって、お受験に関わる人たちの混濁した思惑のすれ違いを見せてくれる。問題は、目標が同じでも方法論や執着度合に格差があることだろう。その結果として殺人が起こる。 関係者が同じ気持ちを持って臨まない限り、お受験とはやはり不健全なトライアルという気がしてならない。 |
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