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タイトル名 |
転々 |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-08-11 00:52:22 |
変更日時 |
2010-05-04 10:29:10 |
レビュー内容 |
淡々と「女房を殺した」などと言うものだから、最初はただの胡散臭いおっさんだった。それが途中からは「本当に奥さんを殺したのかなぁ?」に変わり、最後は「冗談であってくれ…」と願っていた。普通の映画は登場人物の誰かに感情移入して共感したり感動したりするものだけど、この映画に関しては私の心の動きをオダギリジョーが再現しているような錯覚を覚えた。満載の小ネタの合間にしっかりとメッセージを織り込む手腕が見事です。そして、唐突に終わるラストシーン。あれは主人公ではなく、鑑賞者の視線で終わらせる演出と解釈します。置き去りにされたことで、三浦友和に対する心情が裸にされ、あの擬似家族の愛おしさが増しました。 |
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