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タイトル名 |
アンストッパブル(2010) |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-01-08 00:25:45 |
変更日時 |
2011-01-10 02:07:54 |
レビュー内容 |
列車を停めるだけの映画。構造がシンプルな作品はシンプルに楽しめるのが良い。本作はその典型です。比較的早い段階で暴走を始める列車がとてもエネルギッシュに禍々しく、休む暇もなくエンディングまで突っ走る。途中でいくつかの障害を蹴散らすシーンの迫力が長大な列車の運動エネルギーを感じさせ、大惨事への危機感を募らせる。動き続けているものがあるということが映画のテンポをスピーディに保ち、緊張感を途切れさせない。そこにバランス良く登場人物たちのキャラや事情を絡ませる演出はさすがにベテランの安定感。出演側もベテランと若手有望株の組み合わせが、そのままベテラン機関士と新米車掌という配置になっていて、映画好きには楽しい視点を提供してくれる。特に何も考えずに肩に力を入れてドキドキして、観賞後は残るのは爽快感。人間ドラマの深度を浅く保ったことが良い方向に作用しています。娯楽アクションとしてレベル高いと思います。 |
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