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タイトル名 |
武士の家計簿 |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2012-12-23 23:53:37 |
変更日時 |
2012-12-24 12:48:05 |
レビュー内容 |
倹約のお話と云うより、父子を中心とした家族のお話でした。父子の関係を象徴する五文銭事件。父の方針が正しいとは必ずしも思わないのですが、息子の中には大きなものが残ります。それは父親像として穿たれた「くさび」のようなもので、肯定するにせよ、否定するにせよ、息子のその後の人生に居座り続けた出来事だと思われます。その内容が意味することより、父親の存在自体が強く刻まれたと想像します。盛り上がりに欠ける作品との指摘もあるようですが、私にはその父子関係が充分な見どころとして残りました。誰にも父親像を想起するような出来事があると思います。自分にとっての五文銭事件を思い出しました。この映画ほどドラマチックではありませんけど。もうひとつ、お城の職場描写は新鮮でした。 |
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