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タイトル名 |
ツリー・オブ・ライフ |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2013-01-03 03:35:17 |
変更日時 |
2013-01-03 12:49:12 |
レビュー内容 |
面白くないと言うより、嫌いです、この映画。親子の物語と生命の物語を対比させ、日常の営みを巨視的に捉えたかったようです。たとえ確執があっても、命は父から子に受け継がれて行く。生命が誕生してから今日まで、これが繰り返されてきたってことなのでしょう。でも、父が厳格すぎて息子がひねくれても生命の繋がりまで視点を引くことに意義を覚えません。自分にとっては、生命の繋がりも改めてネイチャードキュメンタリーで諭される話じゃ無い。逆に「生命の樹」で生物を捉えるなら、現在地球上にいる全ての生物がその樹の先端にいると考えるべきです。淘汰され、進化してきたのはヒトだけではありません。それをひとつの親子で代表させることに制作者の傲慢を感じました。 さらに、その流れに何者かの意志が関与していると云う考え方が嫌いです。本編中はモノローグで「あなた」と表現される存在。私は初詣で神頼みはしますが、万物を創造し事象の全てを統べる存在は無いと思っていますので、こんな表現をされると嫌悪感が募ります。 ちなみに、あのオーロラみたいな映像は、注意して観ているとラストカットの最期の一瞬だけ女性の顔に見えました。もしあれが「あなた」なのだとしたら、やはり制作者の宗教観の押しつけでしょう。 |
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