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タイトル名 |
nude |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2011-11-30 22:29:41 |
変更日時 |
2011-12-03 10:41:02 |
レビュー内容 |
AV女優みひろの自伝小説の映画化。原作は読んでいません。エロチック系の作品かと思ったら、とても真面目な内容でした。地方の高校を卒業し、上京して東京で就職。スカウトされヌードグラビアのモデルへ。彼女なりの葛藤を経てグラビアからVシネへ、そしてAVへ。特段に面白くはないけれど、普段は触れることの無いAV女優の内面に対する興味だけで見られる作品でした。故郷にいる親友、付き合っている彼氏、みんながその職業に否定的。それに抗う彼女。その構図でストーリーが進行する。裸身や性を売り物にする嫌悪の中味は男女によって違う。親友の女性は専らAV女優の友人と見られることを嫌がっているようでした。つまりは自分が可愛いってこと。私は友人が男優をやっていても絶交しないけど女性同士の関係はピュアが基本のようです。彼氏は彼女を独占できなくなる、というより、彼女を共有する大勢のなかの一人って気分になるのが嫌なんですね。その心情は良く分かる。親友に絶交され、彼氏が去ってもAV出演を続ける主人公。自身で決めたことに対してプライドを持って取り組んでいるという描写でしたが、何が彼女にそうさせるのか、根本の動機部分は説明されない。そこにもう少し突っ込んで欲しかったです。中盤でAV女優にならない主人公を「中途半端」と断罪する偉そうなプロデューサーが出て来くるのが可笑しかった。あんな奴、本当にいるんですかね。もの凄く狭い世界で女性の可能性を決めつける変人でした。原作者も着衣で出演されています。主人公より可愛いです。「共演した男優さんたちはみんな優しかった」って独白台詞が妙に印象に残りました。 |
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