|
タイトル名 |
ミシシッピー・バーニング |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-08-14 18:24:44 |
変更日時 |
2013-08-14 18:24:44 |
レビュー内容 |
タイトル通り、たくさん燃えてました。人種差別を扱った映画の中でも、かなり強烈な部類に入る作品です。組織的な暴力で黒人を迫害するKKKに対し、官憲が大掛かりな捕り物を行う。実話が元になっている作品のようですが、一度はこういう「戦争」をやらないと、差別の大勢は変わらなかったのだと思います。 凶悪な差別描写と並行して、性格と方法論が異なる二人の捜査官の対立と協調が映画的な面白さを担保しています。問題を提起する社会派作品でありながら、エンタテイメントとしても一級品。映画の醍醐味が味わえる逸品だと思います。 劇中、南部に住む人は「差別」を教えられて育つと語られます。「差別」と「イジメ」の違いは、歴史的な背景の有無だと思いました。歪んだ教育は未来への禍根になります。横道に逸れますが、現在の東アジアの情勢を見ていて、歪んだ教育の愚に思い至ります。 |
|
アンドレ・タカシ さんの 最近のクチコミ・感想
ミシシッピー・バーニングのレビュー一覧を見る
|