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タイトル名 |
終電車 |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-11-11 01:06:56 |
変更日時 |
2012-11-11 20:25:33 |
レビュー内容 |
実は中盤を過ぎるまで、何をやりたいのかが良く分からない作品でした。ユダヤ人の迫害を描くにしては、そういう描写が少ない。ドイツ占領下の生活描写という感じでもない。終盤に答えがタネ明かし的に示される。メインキャラの三角関係のお話でした。なるほど、やっぱりトリュフォーの映画ってことなのでしょう。 鑑賞中に不思議だったのは男優(J・ドパルデュー)がたいして魅力を覚えない裏方の女性に熱心にアプローチすること。人妻とは言え、共演の女優(C・ドヌーヴ)の方が何倍も魅力的に見えるが、そちらには無関心(を装う)。綺麗で聡明な女性は、お近づきにはなりたいけど怖いものです。軽口でアプローチなんて出来ません。分かる分かる。その男優の「気後れ」がテーマだと思うのは私だけ? 鑑賞後に「そうだったのか」と思うんだけど、女優の方もかなり意識していました。ツンデレ気味。演出家のご主人は、カッコつけ過ぎです。総体として、とても厳かな恋愛模様でございました。分かりにくい、とも言う。 |
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