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タイトル名 |
tokyo.sora |
レビュワー |
乳時雨さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-07-30 13:55:47 |
変更日時 |
2008-07-30 16:38:45 |
レビュー内容 |
“東京には空がない”と語られた一節と、そして今作品。文学的に無知なもので、見た当時は全て嫁からの受け売りな感じでしたが、今はその空気感を評価したい。どこか晴れない、物悲しい色の空。その下で生きる、それぞれに悩みを抱えた女の子たち。異性の立場からではあるが、重ねて共感できた。淡い光漂う映像も、そんな彼女たちの心模様を現す一助と成り得ている。シナリオを決めず制作されたとのことだが、板谷由夏をはじめ、出演者陣の持つ個性とその空気感で物語は成立したと言う印象。更には、脇を固めるひとり、長塚圭史の演技がすばらしい。現在ストーリーの無い映画の横行に警鐘を鳴らしたいと言う思いはあるが、“共感できた”からこそ、今作はそれをおして別格。この切なさ加減、同性として見た嫁の評価は10点満点です。 |
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