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市子 - 高橋幸二さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 市子
レビュワー 高橋幸二さん
点数 10点
投稿日時 2024-08-04 16:16:28
変更日時 2024-08-04 16:16:28
レビュー内容
 妹月子の呼吸器を意図的に外して殺した市子は、母なつみに叱られるはずだった。それで母に「目を離しているうちに呼吸器が外れていた」などの巧妙な言い訳をするつもりでいた。だが母は全部見抜いて、市子に過大な負担を強いていたと察知し、市子の話に聞く耳も持たず「ありがとうな」と言って、全部受け容れた。
 このとき、市子の心は壊れてしまったのだろう。母もまた、童謡「虹」を歌うことで平静を保つのがやっとだった。そして母の内縁の夫小泉に死体を隠蔽させたことで、3人の暮らしも壊れてしまう。
 市子が夏の道を一人で歩くシーンは、全ての時系列の最後に当たる。歩くだけでしんどそうだが、人の姿はなく、彼女は孤独に一人で歩いて行かねばならない。ここで市子は「虹」を歌う。

庭のシャベルが一日濡れて
雨があがってくしゃみをひとつ
雲が流れて光が差して
見上げてみれば ラララ
虹が虹が空にかかって
君の君の気分も晴れて
きっと明日はいい天気

 大仕事を無事に終えた市子の脳内には、アドレナリンが出まくっているのだろう。彼女を苦しめた忌まわしい事件も、新しい人生を手に入れた今の彼女にとっては、ただの通り雨に過ぎない。人生大荒れの日があっても、きっと明日はいい天気だろう。
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投稿日付邦題コメント平均点
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