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タイトル名 |
トゥモロー・ワールド |
レビュワー |
民朗さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2011-11-05 18:40:30 |
変更日時 |
2012-11-25 08:05:48 |
レビュー内容 |
これは傑作!アクション映画の場合、アクションシーンが凄くても、肝心のストーリーがお座なりだったりすることが多々あるのですが、本作はアクションもストーリーも完璧でした。まず突然の暴徒の襲撃から逃げるカーチェイスと終盤の市街戦での長回しが凄すぎます。ドキュメンタリーを超えるような臨場感で本当に戦場に放り込まれたような錯覚に陥って頭がクラクラ。とにかく強烈なアクションシーンの連続にテンションはほぼ常にメーターを振り切ってました。ストーリーも素晴らしく、単純に「子どもが生まれる」ということが如何に奇跡的なことなのかということを再認識させられた気がします。戦場で赤ん坊を見て、つい殺し合っていることを忘れてしまう兵士たち。しかし現実では紛争地域の5歳未満の子どもの死亡率は25%超、1年間で20万人の子どもが戦場で命を落としている。この前(12年11月)のイスラエルによるガザ地区への爆撃ではパレスチナ側30人以上の子どもが犠牲になった。イスラエル側も1人の子どもが命を落としている。この映画のジャンルはSFですが、描かれていることは紛れもなく今現在の事実です。誰もが子どもを守ることが大切なことなんて本当は分かってる。できればその感情を忘れないようにしたいもんです。しっかしクライヴ・オーウェンは「シューテム・アップ」でも赤ん坊を守る男を演じてましたけど、なんでこんなに方向性というかノリが違う仕上がりになるんだか、謎です。 |
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