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タイトル名 |
くもりときどきミートボール |
レビュワー |
民朗さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-11-20 20:19:49 |
変更日時 |
2013-11-20 20:19:49 |
レビュー内容 |
発想が独創的で面白い!子ども向けの要素に多分にブラックな要素をぶちまけた様な作品でした。子どもが好きなものと言ったら食べ物!空から食べ物が降ってきたら子どもは嬉しい!でもその風景は大人から見ると主人公の父親が言う様に明らかに異様だし、子どもは不健康になり、市長は超絶メタボになる。そんな食べ物の醜悪な部分もしっかりと描いているところが、肥満大国アメリカならではのセンスだと思います。 そして終盤の食べ物が襲いかかってくる場面は普通に恐ろしい。隕石の様に巨大な食べ物が落ちてくるミスマッチ感と、巨大な質量の物体が襲いかかってくる恐怖が混在している。主人公が食べ物の竜巻に乗り込んだ場面は普通に恐怖映画さながら。主人公たちに襲いかかるのが食べ物なので、人間的ではないが無機質でもない、ハッキリ言うと化物が迫ってくるような恐ろしさがあります。感覚的には『ベルセルク』の蝕やクリフォトの様に無数の怪物が取り囲んでくる様な怖さでした。 そのビジュアルに対して残念だったのがドラマ部分。世間的にはダメ人間の主人公が発明家として大成し、主人公の父親が息子を理解し誇りに思う展開は大変良いし感動的なのですが、如何せんヒロインの扱いが微妙に思います。「見た目はカワイイけど中身はナード(オタク)で主人公にも理解がある」って何と言うかオタク男にトコトン都合の良いヒロイン像という気がします。また街の人々に魅力が余りなかったのも残念。いくらか肉付けされているアルとブレントに関しても、特にブレントはキャラの掘り下げ不足になっていると思え、彼らが改心したことに納得しづらかった。どうでもいいネタですけどアルの息子の名前が"カル"だったり(スーパーマンの本名)、胸毛で危険を感じ取ったり(多分スパイダーマンのスパイダーセンスのパロディですよね)、アルに関して矢鱈とアメコミネタが含まれていたことに何か意味はあるのでしょうか。あまり必要性は感じられなかったな。 |
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