|
タイトル名 |
ヒューゴの不思議な発明 |
レビュワー |
民朗さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2012-03-10 22:04:53 |
変更日時 |
2012-03-10 22:05:54 |
レビュー内容 |
アメリカン・ニューシネマ黎明期のスコセッシからは考えられない様な愛と希望に満ちた物語。これが個人的には嵌りに嵌ってしまい、後半は終始感動しっぱなしでした。何故、私たちは映画を観るのか。人それぞれ異なる答えがあると思います。ある人は現実を忘れるため、ある人はテレビでは観ることができないものを観るため、ある人は画面内のスターに耽溺するため、その他無数に存在するでしょう。しかしどんな人にも共通する理由の一つに、普段の日常では体験できないことをたった2時間、スクリーンに座っているだけで体験できる点があるのではないでしょうか。映画はイマジネーションによって生み出される芸術作品であり、それは戦争が起きようが何があろうが、人々の記憶に刻まれ後世に引き継がれていく。そしてその時代の感動はどの時代であっても感動的であり、人々の心を動かす力となりうる。だから映画は今も無くならないし、映画ファンはわざわざ映画館まで足を運ぶ。そんな"映画"という媒体への愛に溢れた映画だったと思います。最近は「ヒューゴ」や「CUT」、「アーティスト」など映画への愛を描いた映画が多くて困ってしまう。こんなテーマの映画、映画が好きなら嫌でも感動してしまうじゃないか~。 |
|
民朗 さんの 最近のクチコミ・感想
ヒューゴの不思議な発明のレビュー一覧を見る
|