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ヘンリィ五世(1944) - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ヘンリィ五世(1944)
レビュワー S&Sさん
点数 7点
投稿日時 2020-03-09 23:30:59
変更日時 2020-03-09 23:30:59
レビュー内容
ノルマンディー上陸に成功してナチ・ドイツの敗北が見えてきたけどロンドンにはV2号が降りそそいでいる真っ最中に、オールカラー撮影でこれだけの規模の大作を制作しちゃうのが余裕というか大英帝国の底力なんでしょうね。製作者の中には戦意高揚の意図があったかもしれませんが、生粋のシェイクスピア俳優であるローレンス・オリヴィエは自らのキャリアとアイデアを賭ける意気込みで半端なプロパガンダ映画にすることはあり得なかったのだろうと思います。同時期にフランスで、占領下で自由がないなか仏映画人が『天井桟敷の人々』を長い時間をかけて完成させており、この両作にはなんか相通じるものがあるような気がします。映画というものが、文化だけじゃなく社会的にも強い影響力を持っていた時代のお話しです。 ロンドンのグローブ座で演じられる『ヘンリー五世』とアジンコートでの英仏決戦が空間を飛び越えて行き来するメタ・フィクショナルな構成は、ローレンス・オリヴィエの演劇人としての構想力には驚嘆させられました。こんなシェイクスピア劇はそれまで誰も考えたことなかったですからね。クライマックスのアジンコートの戦いも、広々とした草原というのは史実の戦場とはちとかけ離れているシチュエーションですが、騎馬が動き出しギャロップから突撃体制に移るまでの長回しなど迫力ある映像なので満足です。 シェイクスピア劇って本で読むと退屈で興味が湧かないのですが、映像になってみるとわくわくさせられて面白いことが多いです。やはり戯曲というものは、舞台や映像にならないと真価が理解できないというのが本質なんでしょうね。
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