みんなのシネマレビュー
原子人間 - S&Sさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 原子人間
レビュワー S&Sさん
点数 8点
投稿日時 2016-08-09 21:34:36
変更日時 2016-08-09 21:34:36
レビュー内容
“クォーターマス”という名前は“クェイタマス”と読むのが発音に近いみたいです。まあそんなことはどうでも良いとして、このクェイタマス教授はなかなか興味深いキャラでもあります。もとが大人気TVシリーズの映画化だけあって、クェイタマス教授のことは知ってて当然というスタンスだからこの人の情報量は極端に不足しています。どうも英国の月探査プロジェクトの責任者みたいです。演じる俳優が科学者というよりも鬼警部か将軍みたいな風貌のせいもありますが、彼の行動は終始ハードボイルドです。科学の進歩のためなら宇宙飛行士が何人犠牲になっても意に介さないという非情な男で、あんな大参事が起こっても「もう一度やり直すぞ」と部下を叱咤して立ち去ってゆくラスト・シーンは、なんか虚無感すら漂っていました。 冒頭のロケットが墜落してくるシークエンスからSF映画とは思えないミステリー・タッチで思わず引き込まれてしまいます。劇中いっさいセリフを発することなく怪物化してゆく宇宙飛行士カルーンですが、これまた演じる俳優の形相が怖くてこりゃ子供のころに観ていたらきっとトラウマになってたでしょう。このキャラ造形や少女と遭遇するシーンなどには『フランケンシュタイン』へのオマージュも感じられ、そこはさすがハマーフィルムと感じました。この怪物化した宇宙飛行士は、生きるために動物や人間を吸収するぐらいで他には大したこともせず割とあっさり焼き殺されてしまうのですが、そこにはクェイタマス教授の実験の犠牲となった男の悲哀が込められているような気がします。 本作こそウルトラマンに登場するジャミラの元ネタに違いないと思います。
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-22ハッド96.66点
2024-06-19ギャンブラー55.87点
2024-06-16波止場(1954)76.32点
2024-06-13リプレイスメント86.85点
2024-06-10イコライザー265.66点
2024-06-07グレイトフルデッド64.75点
2024-06-04マッド・ハイジ55.66点
2024-06-01皆殺しの天使97.60点
2024-05-30ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー67.00点
2024-05-27日本海大海戦76.28点
原子人間のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS