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タイトル名 |
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション |
レビュワー |
S&Sさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2023-01-28 22:53:04 |
変更日時 |
2023-01-28 22:53:04 |
レビュー内容 |
とうとう離陸するエアバスA400にしがみつくという狂気のスタントを見せるに至ったトム・クルーズ、やっぱ私思うにこの人は危険な目に遭うことの興奮が快楽な“アドレナリン摂取依存症”なんだろうな。しかもこんな凄いシーンが冒頭だけのいわばオープニングアクトみたいな位置付けなんだから呆れる。でもこんなに命を張ったアクションを見せても、「どうせCG使ってるんでしょ」と思われてしまうので、いちいちメイキング映像を見せてアピールしなければ信じてもらえないというのも痛し痒しでしょうね(笑)。 シリーズ四作目にしてついにIMF解体・CIAに吸収されて組織消滅の危機、そう言えば前作で長官が殉職してるからトップ不在の隙を突かれたわけです。いわばお役所間の権力争いというわけですが、CIAの長官がアレックス・ボールドウィンですからいかにも権力闘争には抜かりなさそうなキャラです。ストーリー自体も前作以上に複雑で、レベッカ・ファーガソンが敵なのか味方なのかさっぱり判らないという展開は、なかなか手強いですね。彼女がオペラ上演中に狙撃を阻止するシークエンスは、明らかにヒッチコックの『知りすぎていた男』へのオマージュでしょう。でもこんなに何度も裏切る奴を悪の親玉が許容するという展開は、ちょっとあり得ないと思うんですけどね。よく考えたらオープニングのトム・クルーズのしがみつきとモロッコのシークエンス以外は大掛かりなアクションはなかったようですけど、その分バイクのチェイスはさすがに迫力がありました。IMFを解体する気満々だったアレックス・ボールドウィンがちゃっかり存続が決まったIMFの長官に収まる成功を収めるわけで、ここはジェレミー・レナ―が長官に大抜擢されるというオチの方が面白かったんじゃないかな。 ジェレミー・レナ―は最近雪上車に轢かれて大怪我を負うし、アレックス・ボールドウィンは例の誤射事件で訴追されて映画人キャリアが大ピンチに陥っています。どうもこのシリーズのイーサン・ハントの仲間を演じる俳優たちに不幸が襲いかかってきている感じです。サイモン・ペッグやヴィング・レイムスは大丈夫かな、そしてトム・クルーズも… |
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