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タイトル名 |
パトリオット・デイ |
レビュワー |
S&Sさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2018-06-09 23:17:17 |
変更日時 |
2018-06-09 23:17:17 |
レビュー内容 |
ボストンを舞台にした犯罪・アクション系映画になると、主役キャラが警官ならマーク・ウォールバーグを主演に据えることはハリウッドの最近のお約束事みたいな感じですね。この実録映画で彼が演じるキャラは架空の存在キャラみたいですが、いつものウォールバーグとは違ってすぐに頭に血が昇るタイプではなく自省的で割と落ち着いた男のように見受けました。そうなると、「この役はマーク・ウォールバーグじゃなくても良くね?」、ということになる気がします。俳優も、一度染みついた悪い(?)イメージは払拭するのはなかなか大変です(笑)。 つい最近のことの様な気がしてましたが、ボストン・マラソン爆弾事件は5年も前の事件だったんですね。この映画を観ての感想は、テロなどの犯罪に対するアメリカ人の立ち直りの早さは大したものだ、ということでした。これにはマスコミの対応も影響が大なのかもしれません。日本のマスコミ、とくに社名に「日」が入っているところはすぐに犯罪者側に同情する方向に誘導する記事を載せますからね。彼らは基本的に大衆を見下していますから、世論を善導してやるんだという意識が強いわけです。そしてテロや犯罪をタイムリーに映画化してしまうハリウッドの貪欲さには、毎度のことながら感心するしかないです。日本の場合は、震災の様な天災に関してはトライすることはありますが、犯罪事件などの人災については、映画化された事例はほぼ皆無ですからねえ。 映画の内容についてはかなりオーソドックスな撮り方だったかな、と思います。中では市警察はもちろんFBIですら実態をつかめていない風なワシントンから来た尋問チームが、なんか思わせぶりで不気味でした。実話なのかは不明ですが、犯人兄弟が9.11陰謀説を信じているところも印象に残りました。そして驚くことに、ボストン・マラソン爆弾事件を検索するとアメリカ政府の自作自演だという陰謀説がたくさんヒットすることです。もう狂っているとしか言いようがありません。 |
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