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ジェイコブス・ラダー(2019) - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ジェイコブス・ラダー(2019)
レビュワー S&Sさん
点数 6点
投稿日時 2024-09-30 23:25:16
変更日時 2024-10-01 14:52:07
レビュー内容
あのカルト映画のリメイクなんだけど、海外のサイトRotten Tomatoesなどではもう酷評の嵐、『ウィッカーマン』を挙げるまでもなくカルト・ホラーのリメイクは得てしてこき下ろされがちなのは判っているが、気を引き締めて鑑賞しました。ちなみにオリジナルはずいぶん前に観ているけど、オチしか覚えてなくてあまりイイ印象は残っていなかったなあ。 ぶっちゃけるとリメイクと言いながらもかなり設定などは変えられていて、オチがある意味オリジナルとは全然違うというのが不評の浴びる要因だったのかもしれません。主人公が従軍するのはもちろんアフガン戦争にアップデートされており、主人公自体とその家族も黒人に変えられているのが今風なのかな。オリジナルと大いに違うところは主人公ジェイコブと兄アイザックの物語というストーリーテリングであるところでしょう。掴みは記憶の中では戦死したはずの兄が生きていて再会するけどヤク漬けになっていた、これはスピリチュアルに走る展開なのかと思いきや、オリジナルでのヤク漬け実験を踏襲しつつも終盤では驚きの展開、これはちょっと意表を衝かれましたね。個人的にはオリジナルに拘らなければ普通に満足できるストーリーかなと思います。 ジェイコブやアイザックをはじめこの主人公家族がみな聖書にちなんだ名前なのはオリジナル通りですが、このオチでは前作のオチを暗示していたような『ジェイコブス・ラダー』というタイトルが意味がなくなってしまった感はありました。前作のラストにあったような“魂の救い”の様な要素は観られず、本作の方がダウナ―度は高めだったと思います。
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