みんなのシネマレビュー
ミッション - S&Sさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ミッション
レビュワー S&Sさん
点数 7点
投稿日時 2024-07-03 21:59:54
変更日時 2024-07-03 21:59:54
レビュー内容
これは史実ではあるんだけど、“ローマ法王の斬りこみ隊”の異名を持つイエズス会がなんでカトリック国であるスペインとポルトガルから弾圧を受けたのかが正直良く判らん。これには色んな事情があったんだろうが、大航海時代を迎えて世界を二分するかのような国力を蓄えた両国にとって世俗の問題に口を挟むローマ法王の存在が邪魔になってきたってことなんでしょうか。新教勢力もどんどん拡大していたし、たしかに17世紀以降になるとカトリック=ローマ教会の影響力が爆散していったのは否めないでしょう。物語の語り手となるイエズス会の弾圧命令を伝えに来訪した枢機卿が、神父たちや村民の虐殺をまるで第三者のように傍観するだけの無力な存在なのは象徴的です。 まるでヴェルナー・ヘルツォークの秘境もの映画を見せられた様な壮絶な映像には圧倒されます。とくに二度も見せてくれる滝落ちシーンは息を飲まされます。このシーンは途中からは人形が使われていますが、それでもスタントマンたちからはあわや拒否されそうになったとか、そりゃ無理もないですよね。今作のデ・ニーロは目立たないというか表に出ない抑えた演技に終始していますけど、それでもジェレミー・アイアンズとのコラボには感慨深いものがあります。ロバート・ボルトの脚本は明らかにカトリック教会寄りですが、それでもジェレミー・アイアンズが劇中で何度も強調する“神の愛”には、ラストまで観ると疑問を抱かざるを得ないような構成になっているのは上手い。あくまでわき役でしたが、とても聖職者には見えないリーアム・ニーソンの最後の戦いでの活躍には胸が熱くなりました。音楽はモリコーネで、「自分の仕事の中で、この映画の曲がいちばん好きで誇れる」と生前語っていたぐらいで、たしかに素晴らしかったです。 しかし昔から住民がいる土地に攻め込んで勝手に領土を設定して線引きするスペインとポルトガルは、なんとも非道な国家だったとしか言いようがないですね。ほんと日本は早めにポルトガルやイエズス会と縁を切って大正解でした。その後両国とも急速に国力が衰退して世界に影響を及ぼさない存在に落ちぶれてしまったのは、ほんといい気味だとしか思えません。
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-23非常線の女87.50点
2024-11-20花嫁はエイリアン77.09点
2024-11-17マンディ 地獄のロード・ウォリアー44.75点
2024-11-14地球の静止する日66.74点
2024-11-11モンスター・パニック34.40点
2024-11-08バビロン(2022)55.77点
2024-11-05バッド・ルーテナント75.79点
2024-11-02新 仁義なき戦い 組長最後の日65.11点
2024-10-31ミステリー・トレイン76.00点
2024-10-28ボウリング・フォー・コロンバイン87.17点
ミッションのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS