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乱気流/タービュランス - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 乱気流/タービュランス
レビュワー S&Sさん
点数 5点
投稿日時 2020-03-06 23:38:29
変更日時 2020-03-06 23:38:29
レビュー内容
10年ぶりぐらいで観直し鑑賞しましたが、この映画のヒロイン・スッチーはハル・ベリーだったと思い違いしていたことに気が付きました。ローレン・ホリーもショートカットですけど、ハル・ベリーがスッチーだったのは『エグゼクティブ・デシジョン』でしたね、でも彼女のヘア・スタイルは製作スタッフは確信犯だったと思いますよ(笑)。飛行中の旅客機がトラブルに見舞われてスチュワーデスが操縦するする羽目になるという展開は『エアポート75』のカレン・ブラックが始祖だと思いますが、90年代後半になって突然このプロットが復活したような印象があります。私の中では本作と『エグゼクティブ・デシジョン』『パニック・フライト』が三大スッチー操縦映画という位置づけでございます。この三作の悪役の中で文句なしに最悪なのはレイ・リオッタであることには、皆さまご異議はございませんでしょう。もう彼はこの時期から怪優というカテゴリーに分類される資格は十分で、現在に至るまでまともなキャラを演じたことがないんじゃないかという美味しい(?)ポジションをハリウッドでキープしているわけです。対してこの三本の中で最悪(あくまでキャラとしてね)スッチーは、やはりローレン・ホリーということになりましょう。もうこの女の客席乗務員としてのバカっぷりは、観ていてほんとイライラさせられっぱなしでした。まあリオッタがあれほど嫌悪感を催させるキャラでしたから、これぐらいおバカでお人よしの方が雰囲気が和むのかもしれませんけどね。 ストーリー自体はツッコミどころが満載、いちばんの疑問はリオッタから「他の人質はみんな殺した」と聞かされていたのに、なんで着陸したとたんに彼らを探そうとするところでしょうか、まるで生きて監禁されていることを知っていたかのようにです。ましてジャンボに残っているのが二人だけとという誤報はFBI捜査官にも伝わっているのだから、LA市街に到達する前に撃墜してますよ、アメリカなんだから。そして最大のツッコミどころは、「いくらクリスマス・イブとはいえジャンボ機で一般乗客が五人じゃ、このエアラインもう倒産ですよ!」。
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