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タイトル名 |
海の牙 |
レビュワー |
S&Sさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-12-01 19:15:02 |
変更日時 |
2011-12-01 19:15:02 |
レビュー内容 |
おそらく、この映画はもっとも初期の潜水艦映画になるんじゃないでしょうか。Uボートという設定で当時のフランス海軍の潜水艦の実物が使われていますが、名カメラマンであるアンリ・アルカンの見事なカメラワークが潜水艦の内部を余すところなく捉えています。ドラマとしては逃げ出すことのできない空間に閉じ込められた人間たちの密室劇みたいな展開で、まるでヒッチコックの『救命艇』をスケール・アップさせた様な感じでしょうか。南米に逃亡しようとしている面々も、ドイツ人、スウェーデン人、フランス人、イタリア人と多彩な顔ぶれで、始めから人間関係がうまくいきそうもないのは明白。ドイツ側の連中が殺し合いを始め(なんと味方の補給船まで撃沈しちゃう!)全滅したUボートに、最後フランス人の医師が見捨てられひとり取り残される結末はちょっと意外な展開でした。 |
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