みんなのシネマレビュー
青い鳥(2008) - クロエさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 青い鳥(2008)
レビュワー クロエさん
点数 10点
投稿日時 2009-10-17 07:37:33
変更日時 2009-10-17 07:44:43
レビュー内容
 以前どっかの雑誌で、ある脚本家が「西部劇をベースにしているようだが、最後まで主人公が銃を抜かないから完全燃焼できていない」と酷評していました。
 確かに、この教師の駒の進め方は「シェーン」や「用心棒」と同じですが、このストーリーで一番変わらなければいけない人物は、生徒の園部少年だということを理解しなければいけません。
 「いじめ」という、今ではもう使い古されたテーマを被害者が存在しない形で描いていく、ちょっと変わった展開は、作り手としては難しい挑戦ではなかったのでしょうか?
 毎朝、机に向かって「おはよう。野口君」と声を掛ける村内先生は、ちょっと嫌味に感じる人がいるかもしれません。教室内が緊張感漂う空気になるのは仕方がないことです。
 最後の授業で任意で原稿用紙を取りに行った生徒の人数はとてもリアルだと思います。
 私は今までいじめなんかしたことはない。そう思っている人には理解できないでしょう。
 園部少年が村内先生に罪の告白をした後、遺書に書かれた三人目が自分でなかったことを知り、更に井上少年とも和解して、全てが終わったと思ったら、最後の授業がコレです。
 今更反省文を書かなければいけないのか……彼が戸惑いながらも原稿用紙を取りに行き、自分がズルくて卑怯な人間であると正直に書き綴ったときは涙が止まりませんでした。
 私自身、学生時代、今でも腸が煮え繰り返るほど傷つけられた経験がありますが、と同時に私も無意識に誰かを傷つけていて、もしかしたら、私のことをずっと恨んでいる人間がいるかもしれない。そんなことを思わずにいられなくなる作品でした。
 テレビで頻繁に宣伝されている「お涙頂戴」的な映画とは一線を画す、価値のある映画です。
クロエ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2022-03-06カクテル44.84点
2022-01-21悲しみは空の彼方に56.40点
2021-12-29グレムリン46.15点
2021-12-06透明人間(2020)45.92点
2021-12-04アス55.54点
2021-09-10山の郵便配達77.72点
2021-08-16ボウリング・フォー・コロンバイン77.17点
2021-08-15我等の生涯の最良の年77.44点
2021-07-02追跡(1962)24.75点
2021-05-27健さん65.75点
青い鳥(2008)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS