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タイトル名 |
鳥(1963) |
レビュワー |
だみおさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-09-23 11:05:59 |
変更日時 |
2010-09-23 11:16:00 |
レビュー内容 |
今観ると、怖くもなく、ゆるーい感じですが、1963年というアナログ時代のまっただ中に、あれだけの数の鳥たちを意図通りに映像に仕上げた技術や知恵がすごいなと思いました。この作品に限らないことですが、CGなんて技術が映像制作に取り入れられるようになる何十年も前には、ガラスに描いた背景を実際のロケーションと重ねて撮影したそうで、その手描きの絵が全くそれと分からず本物の景色と馴染んでいることに驚きます。火事になった港町を上空から見下ろすショットなんて、画面のほとんどが絵で占められているカラクリを知って感動しちゃいました。ラストシーンの鳥の数も、当時の特撮技術でよくやりました! シナリオの段階では、あのラストシーンからあとに世界の惨状を見渡せるシークェンスがあったそうで、それを知ったら知ったで映像として見てみたくもなりますが、そこを見せずに終わりとしたこの作品のラストのムードって、よくよく考えたら「ゾンビ」のラストに受け継がれたんだなーと意外なことに気づきました。 男性の母親はなんだかすごく見覚えのある顔で、誰か気になり続けていたら「コクーン」や「ドライビング・ミス・デイジー」のオスカー女優ではないですか! それに「エイリアン」で死んじゃう方の女性も子役で出てる! とか、そんなところで楽しんじゃいました。 |
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