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タイトル名 |
バベル |
レビュワー |
だみおさん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2009-06-20 19:58:05 |
変更日時 |
2011-06-08 03:10:56 |
レビュー内容 |
アカデミー賞にいろいろノミネートされたので、良い作品なのだろうと思って観てみましたが、時間を無駄にした気分です。作品を見終わったあとに、監督さんが「21グラム」の人だと分かり「この人は映画で何がしたいのだろう?」と思いました。それまで何の接点もなかった人が事故によって接点を持ち、それによって何らかの変化が生じるというのはよくあることで「一発の銃弾が・・・」といった感じのキャッチに期待するほどの面白い展開はどこにもありませんでした。冒頭は何が起きるのかハラハラしましたが、それだけ。子供に平気で銃を持たせる父親を愚かに思い、車を狙って試し撃ちする子供も愚かに思い、やたら脱いだり誘ったりする日本少女は喋れないハンデを考慮してもバカバカしくしか見えず、アメリカ人夫婦の夫は二人きりになって関係修復する為になぜモロッコを選んだのか「はぁ?」という感じ。それ以外なぁ~んにも感じられない、くだらない作品でした。それぞれの人々が健気に思慮深く生きながらも起きた事件なら、見た後の思いももっと違うかもしれませんが、馬鹿みたいな行動選択の羅列で、事故が起きて当然。アカデミー賞の関係者の感性を疑いたくなりました。 【2011-6-8追記】機会あってここでの高評価レビューをいくつか読み、それらにはフムフムと思ったけれど、やっぱり「だから何?」と思う。世に悲しく愚かな出来事は伍萬と満ちあふれるし、この物語以上のことがニュースにもなる。『コミュニケーション』がキーワードっぽいが、この物語の事件それぞれはコミュニケーションだの環境・境遇以前に『人としてまともか』という問題が極めて大きすぎる。どぎつく下品な性描写をどうしても見せなきゃならない必然性も感じないし、それらは監督が人を小馬鹿にしている精神の表れにしか感じない。わざわざ金払って3文ニュース以下の澱みを観たいと思わないし、難解なのは自分のせいではなく監督が表現者として低能で下品なんだという気持ちは変わらない。絶対センスない! そしてこういうのをノミネートするアカデミーもすっかり格がなくなったとあらためて思う。 |
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