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タイトル名 |
[リミット] |
レビュワー |
だみおさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-09-09 22:05:57 |
変更日時 |
2011-09-10 05:13:04 |
レビュー内容 |
むかし女の子が暗くて狭いどこかに閉じ込められてしまう映画をTVで見たことがある(タイトルが分かれば、また見てみたい)ので、このシチュエーションにとくに斬新さは感じないけれども、グイグイ引き込まれました。皮肉も利いていて、それが「そうそう!」と共感でき、普段なんとなくどこかで感じていることを自分の代わりにズバッと言ってくれてるみたいな気持ち良さがありました。「お~、おもしれぇじゃん!」とずっと見ていましたが、ラストに呆気にとられてしまいました。ここまで皮肉に収めるか? 何年か前から小説とかいろんなものでタブーを破ることが1つの動きになっていたことは知っていたし、そんな動きの中バッド・エンドの作品にも免疫ができてきたけど、やっぱどうしても元気なくなりますね。まぁ、たとえば夜のキャンプで友人と怖い話で盛り上がることなんかを考えれば、この話のオチはアリだと言える気がしますが・・・。見終わった後、つくづく考えてしまったんですが、人ってイメージに左右されて生きてるものだと思うんですよ。で、なんだかんだ言って映画が持ってる力というのは、いざ何かあった時に、それに対処する精神的エネルギーを与えてくれている気がするんです。なのに、どんだけ頑張ってみたけど無駄でしたっていう類のものを見せられていると、知らないうちに、現実に対してもメンタル的に弱くなりそうな気がするんですよね。数分の怪談話じゃないんだし、予想を裏切る「そんな結末があったのかぁ~!」ってどんでん返しなわけでもないんだから、こういうバッドエンドな映画はそろそろ減少していって欲しいなと思いました。ネタは非常に着眼点は好きなので、この結末にこだわるなら、身内が国とか会社を訴える物語として描いて、最後に主人公の死に報いるような終わり方とかしてほしいな(予算が全く変わるから無理かな)。そういうわけで、後味の悪さに2点減じます。気になって仕方なかったのは、上から引きで撮ってる映像で、板の数があまりに多くて「そんな天井高くないやろ!」と突っ込む以外にどうしろって言うのサ的な画があったことと、犯人から電話がある度に素直に出ちゃうこと。「聞こえない」とごまかしたり、電話に出ずに無視したり、電波の入りの悪い位置にわざと動かしたり、そういうことを一切しない。身内を保護してもらって犯人からの電話は無視って、無理な状況でしたっけ? |
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