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タイトル名 |
プリズナーズ |
レビュワー |
だみおさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2015-03-08 01:15:36 |
変更日時 |
2015-03-08 01:15:36 |
レビュー内容 |
ギレンホール、『遠い空の向こうに』の好演以外はどちらかというと苦手だったんですが『ゾディアック』で硬派な渋みを見せたり、『プリンス・オブ・ペルシャ』で鍛えた肉体を披露しアクション・ヒーローを演じたり、幅広く頑張っているのを感じまして、今回の作品でのヒュー・ジャックマンとの共演に興味が向いた次第です。物語はもっとハードボイルドタッチでアクション寄りかと思っていたのですが、意外にも宗教と道徳を軸にしたストーリーで、中盤で神父さんの秘密が暴かれてから面白みが加速して行きました。正義に対する挑戦的なストーリー運びは『セブン』を思い出させるものがありました。「僕は本当はアレックスじゃない」「彼は来なかったんだ」という展開と、迷路描きの男と、アレックスの母とを結ぶ線がよくわからなかったのが残念。アレックスが乗ったRV車が木に激突するのは、事故というかおそらくは自らの意思でと思うし、犯人をかばっていた感じがする。「僕がいる時は怖がらなかった」って、あれも多分、彼としては優しさのつもりだったかも。「誰も悪者にしない」「他人の秘密をバラさない」という、一見良い行いに思えることが、誰かをひどく苦しめているし、悪を維持することに加担している場合があることを、上手く描いていると思いました。神父さんのやったこと、拷問をする主人公、正しいことをしようと頑張っているのに真相にたどり着けず役に立たない刑事、これらが話に深みを持たせていて、見応えありました。 |
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