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タイトル名 |
ゲーム(1997) |
レビュワー |
果月さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-02-25 18:08:57 |
変更日時 |
2011-02-25 18:08:57 |
レビュー内容 |
(映画の根っこネタバレなのでご注意下さい)この映画の中で悪い人はいなかった。「敵」はニコラスの不信が生んだものだった訳です。思うに彼は父が自殺したのは「誰かにいじめられたから」なんてぐらいに思っていたのではないか(子供だったし)それで心に防波堤を築き、誰にも心を許さなかった。私は社会人になってから「裸の王様」の多さと大人の頭の堅さに驚いた。彼らは失敗しても他人のせいにしたり言い訳して誤摩化す。大病を患うとか子供が誕生する、とか余程の事がないと自分の考えを変えない。大富豪で優秀な人間なニコラスを変えるにはあれぐらいする必要があったのだろう。また、自殺した父の心理を理解する必要があったのかも(物理的に可能かどうか、はあまり重要ではないと思う)ラストは私は「ニコラスがゲームのように楽しい人生を送る始まり」と解釈している。人生は楽しく生きた方が良いに決まっている。楽しい人生は心の豊かさに比例すると思う。心を豊かに変われないのはきっとつまらん人生だべさ。 |
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