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タイトル名 |
犬神家の一族(1976) |
レビュワー |
夜光華さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-09-16 16:19:33 |
変更日時 |
2014-09-16 16:19:33 |
レビュー内容 |
1970年代、この頃の横溝映画は今でも何度も見返してしまう。 この作品の舞台となった昭和20年代。勿論自分はまだ生まれておらず、親が生まれた時代に近い。しかし田舎育ちの自分は、幼少期両親の実家の古い日本家屋へ良く遊びに行き、この映画の様な雰囲気は味わった事がある。今となっては、不便だし娯楽も乏しい環境だったが、何故かとても懐かしく心地良かった記憶がある。 一連の横溝映画は、その様な環境で、今では考えられない様な古い習慣、しがらみ、そこから生まれる凄まじい嫉妬心等に翻弄され、殺人を犯してしまう人間の悲劇を描いている。自分は、そんな愚かでもあり、だけど純粋すぎる人達がとても愛おしく感じてしまう。だから、横溝映画を見ると、悲しくも優しい気分になれる。 |
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