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タイトル名 |
ディア・ハンター |
レビュワー |
ROHIESUさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2008-12-10 15:03:11 |
変更日時 |
2008-12-10 15:03:11 |
レビュー内容 |
この映画は「戦争もの」と言うより「移民」の映画であるということ知人から聞き、 久しぶりに観直してみた。以前観たときはロシアンルーレットのシーンが強烈で 戦争の悲惨さ、悲しみと言った感想しかなかったのが、彼らはロシア移民であり、またベトナム戦争自体が共産主義、(旧ソ連)と自由主義(アメリカ)の代理戦争であったことなどを考えると、もっともっと深いメッセージがある映画だと思った。 しかしそういったことは一切声高に語られるのではなくどれも静かにさりげなく語られ、寡黙で不器用なマイケルを映画そのものの象徴としているかのように思えた。 長すぎるとよく言われる冒頭の結婚式のシーンも、儀式にこそ文化が一番現れるのだろと思うと、あの長さは絶対必要だったと思う。最後に全員で神の国アメリカと歌うシーンのストップモーションがずっと余韻が残ってしまう。観た後からいろんなシーンが思い出されどんどん自分の中で大きくなっていく映画。 |
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