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タイトル名 |
シャイニング(1980) |
レビュワー |
あっかっかさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-04-22 13:13:18 |
変更日時 |
2009-04-22 13:13:18 |
レビュー内容 |
うーん、期待しすぎちゃったかなあ。大体子供の頃観れなかった話題のホラー映画ってのは、もうすんごい怖いものだという、一種の憧れがあったりするし、何しろ本作は今でも評価の高い映画だし。いや、怖いんですよ、あの血の濁流と不気味な双子の心象風景は(しかも無音でいきなり現れるってのがすごい効果)。もう背筋がぞぞぞぞっ。最初にあれが出てきたんで更に期待が高まったんだけど、あれ以上にインパクトのあるシーンはなかったんだな。幽霊だか幻視だかわかんないバーテンダーも、昔家族を殺したらしい男も、ボール・ルームのお客たちもなんか普通だし、くまの着ぐるみの男なんて不気味と言うより意味不明なだけだし、ホラーなメイクを施した風呂の女なんて、ただ時代を感じちゃうし。それに、ジャック・ニコルソンの演技は上手いとは思うんだけど、キャラが元々強過ぎっていうか、最初から危ないモードぷんぷんなんで、おかしくなって切れてもそれほど怖くないのよ。こういうのはあんまり「はまってる」ようなキャラの役者を使うより、正と狂の落差を感じさせる優男みたいな方が、かえっていいんでないかなあ。奥さん役にも同じことが言えて、元々が“おののき顔”の女優さんなんで、どうも恐怖が伝わってこない。なんで、サイコ・サスペンスな部分も今ひとつ。まあ映像は皆さん言われるように綺麗だし、「だだっ広い閉塞空間」ってのはなんか怖いなあ、あれじゃ気もおかしくなるかなあ、ってのはよく出てるんだけどね。今度原作でも読んでみるか…。 |
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