|
タイトル名 |
愛を読むひと |
レビュワー |
あっかっかさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2014-12-24 08:39:56 |
変更日時 |
2014-12-24 08:39:56 |
レビュー内容 |
原作既読。そもそも原作の時点で、3点セットのテーマ(年上の女性との恋愛、ナチ犯罪、文盲)にちょっとついて行き辛いというか、いやそれを絡めてこその話ではあるのだけれど、テーマの拡散感をもったところがあったんですね。感動はしたのですが。 で、この作品の映像化としては出来は大変良いと思います。まあ、「読む」というキーポイントにして英語映画である点、気にはなるんですが、映画はお芝居ですから舞台劇と割り切って観ればよしでしょう。ケイトはさすがで、実にはまっており、悲願のアカデミー主演賞も素直に納得。が、、、ラルフ・ファインズちっとも印象に残りませんでした。これに対してデビッド・クロスが良かった!まあ原作のミヒャエル15歳時よりは成長しちゃってるんですが(撮影時17-18だったそうで、法的な縛りもあり、ベッドシーンなんかは18になってから撮影したそうです)、少年期の秘めたある意味無軌道な恋愛、法学生になった青年期の苦悩を見事に演じてました。そもそも自国のベストセラーを演じるのに、英語でやんなくてはいけないので苦労もしたそうです。…で、ファインズになって、もう1つ。嫌いな俳優さんでは決してないんですが。。。てなことで私的には後半失速感。贖罪の朗読テープを送るところが原作ほど響かなかったのは、正直ファインズのせいかも。エンディングはきれいにまとめてました。 |
|
あっかっか さんの 最近のクチコミ・感想
愛を読むひとのレビュー一覧を見る
|