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タイトル名 |
ブルークリスマス |
レビュワー |
nobo7さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-01-09 19:52:28 |
変更日時 |
2011-01-09 19:52:28 |
レビュー内容 |
体制による陰謀、プロパガンダ、いわれなき差別の怖さを真正面から描いた怖い映画。
ストーリーはしっかりしており、絵作りも演技も非常に真面目に作られているのだが、原因がUFOというのが、作品を非常にチープにしているのが惜しまれる。原因は全く不明で、プロパガンダでUFOを持ち出すほうが良かったように思う。
また、仲代達矢の記者のストーリーと、竹下景子の恋愛のストーリーが、それぞれ別々にある感じで、もっとしっかり融合させるか、あるいは、どちらかに絞って深めて欲しかった。
ラスト近くのシーンは、思わず涙が出てしまうほど情緒的に撮られており、悪い映画ではないのだが、テーマ、ストーリーが極めて重く、反体制の岡本喜八精神のみが発揮され、軽妙コミカルな娯楽の要素の岡本喜八ワールドの出番が全くなかったのも残念。
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