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手紙(2006) - rhforeverさんのレビュー
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タイトル名 手紙(2006)
レビュワー rhforeverさん
点数 9点
投稿日時 2009-10-12 13:02:39
変更日時 2012-07-16 18:03:37
レビュー内容
 原作も含めてと思ったんだけど、ちょっと消化できませんのであくまで映画単独で。
まず、この映画のラストに自分は納得できません。
弟が兄を許し受け入れるのはいいし、被害者の息子が許すのもいいでしょう。だけど、兄がそれで救われていいんでしょうか?
兄を本当に許す資格があるのは、殺されたお婆さんだけでは。
映画の中で表現されるのも、被害者遺族への申し訳なさ、迷惑をかけている弟への申し訳なさだけで、殺された当の本人に対する申し訳なさが表現されて無いように感じました。
あと、細かい批判(身を隠したい人間が何故にお笑い?とか、由美子と朝美へのあまりの態度の違いとか、幼い子供が差別にさらされることを親が勝手に決める原作改変とか)は、いくらでもあります。
 ただ、それにも関わらず大好きな今後何回もくりかえし観たい映画なのは、由美子という女性が、外見、性格ともあまりにも素晴らしくて好きだから。
道路に飛び出して手紙を拾うシーンには何度観ても涙が出ます。
平成24年7月15日新作で少しエリカ様に対する気持ちが揺れたので再見。もちろん、あの素晴らしいラストにするためだったとは理解できるけれども、やはり原作の改変部分は成功したとは言い難い。まず、被害者のこと、あるいは本当に兄の犯罪が自分のためにと考えるなら、事件からそんなに時間が経ってない時期に「ちゃらっちゃらー、うーまんぼ」はあり得ない。ネット住民による叩きが正当かどうかは別にしても、少なくとも遺族の心境を考えるならば、選ぶべき道ではない。非常に主人公の性格をわかりづらいものにしている。お笑いから家電店社員への唐突な流れ、全く主人公たちのことを知らない親子達に受け入れられたことによって、あたかも乗り切ったかのように故意に誤解させるラスト近くの砂場シーンのミスリード。等等、ラストを除くすべての部分で改変部分は失敗していると思う。
だけど、本当にいい映画。ラストシーンの兄の姿には、再度号泣でした。
 しかしこの映画を見るにつけても、沢尻エリカという女優を支持する人間のかなりの部分は、実際の生きた彼女ではなくて、スクリーンに映し出される「清純な姿」に魅かれているんじゃないだろうか?だから、ありのままの彼女をスクリーンに出してしまうことが、本当に彼女を理解していることになるのだろうか?
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