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タイトル名 |
渚にて |
レビュワー |
rhforeverさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2009-08-10 19:03:25 |
変更日時 |
2011-04-18 11:27:00 |
レビュー内容 |
皆さんがすごく褒めてるのを批判するのもなんなんですが。 リアリティという面から考えると? 別に核戦争でも、巨大隕石でも、細菌でもなんでもかまわないんですけど、あとわずかで死に絶えることがわかってるのに、ごく穏やかに日常生活を送るって。 全く空虚な絵空事に感じて、途中から白けました。(唯一レース狂の科学者には救われましたが) あと、自然災害でなくて人間が引き起こしたことなのに、ほとんどの人間が怒りを表さずに、たんたんと受け入れる描写で、反戦、反核に通じるんでしょうか?疑問です。 平成23年4月18日追記 結局、この映画の白々しさ・不自然さは原作によるもので、映画批判というよりも、原作批判になってしまうわけだが。 核戦争で絶滅がせまり、オーストラリア以外の全世界が滅亡しながら、真面目にネクタイを締め、ステッキをつきながら職場に向かう人々の群れ、社交クラブに集う紳士たちと、礼儀正しい給仕たち、夜になれば賑やう繁華街。そんな事態になりながら軍隊というものの存在に全く疑問がもたれない点(いったいそ、この期におよんで誰が敵やら) 人間性への信頼、とかという解釈もあるけれども、単に作者の想像力の貧困さ。つまり自分が今属してる社会と、全く前提、枠組みが異なった社会を構築する能力の無さと自分は解釈しました。 思えば、戦前から50年代にかけてのアメリカのSFって、何十世紀先の未来社会でも、全く現代と同じような道徳規範の社会が描かれるからね、この作品だけが特に劣ってるわけでもないけれど。 |
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