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タイトル名 |
男はつらいよ お帰り 寅さん |
レビュワー |
rhforeverさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2020-01-07 20:49:04 |
変更日時 |
2020-01-07 20:49:04 |
レビュー内容 |
真面目に生きている人間を軽率に馬鹿にするところとか、実は器がすごく小さいところとか(メロンw)、いい年こいて家族に迷惑をかけて少しも恥じず改善しようとしなところとか、女好きを装ってるけど実はこじれたシスコンの童貞(少なくとも素人童貞w)であるところとか、無知無教養趣味も下品なことを全く隠しもせず逆に強がるところとか、実は寅次郎という人物が大嫌いでこの映画にもほとんど思い入れがない(まあ5CHの実況はつっこみどころ満点の映画で楽しいし、終盤期のゴクミ 数々のマドンナ(個人的に言えば林寛子が絶品って、マドンナのむすめだけどw)はいいけどね) だから、全く金を払って見に行くつもりはなかったんだが、最低3回はトイレにいくだろう認知症親父の世話ががりという大命を仰せつかっての鑑賞。 端的に言えば「勘違い映画」 製作者も、登場人物も、そして観てる側の9割9分も勘違いしてる映画。 貴方たちが懐かしがってるのは寅次郎という人物じゃないですよ。寅次郎という人物がいる光景、寅次郎という存在が許される時代、それを懐かしがってるだけなんですよ。 みつお君、すごく懐かしがってるけどもし存命してたらどれほど大変か想像してみたことあります?おそらく貴方の穏やかな生活をぶっ壊いかねない破壊力が。 運動会の応援に来ると言われた時の絶望感を忘れちゃだめでしょ、 ただ、製作者側がノスタルジーに浸って勘違い映画を作る、そして観る側もその勘違いに気付かないままノスタルジーに浸る。 これで、興行収入的に成功するんなら まあつまらない批評は加える必要はないかとも思えるんですが…… どうしてもっていう点が2点 まず ノスタルジーに浸る、そして浸ってもらうことが最大の目的の映画なら、配役はとことん大事にしましょうよ。 なんで泉の父親が橋爪さんなんだろうなあ、顔が写る寸前まで寺尾さんを期待してた自分的には、脱力感とがっかり感がひどかった。 (まあ、これに比べればみつおが旅先で出会った、ちょっと変わった性嗜好の人物がいつのまにか御前様2代目になってるのは、どうでも)
それからみつおの娘。いくら爺婆しか見ない映画でも、ここまでリアリティがない存在はどうなんだろう。 家族の時も思ったけど、山田さんの脚本、設定 10代の若者になるととてつもなく劣化する。 そりゃ80代の人間に10代の人間を描けっていう方が無理ゲーです。 若い登場人物に関しては、誰か若い脚本家にまかすべではないかな。 そんな当たり前の忠告をする人間が周りにいないとしたら、彼もずいぶんつまならない独裁者に成り下がったものと思うんですが |
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