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タイトル名 |
流浪の月 |
レビュワー |
rhforeverさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2022-05-14 19:17:17 |
変更日時 |
2022-05-14 19:17:17 |
レビュー内容 |
毎度痛感するのだが、とことん世俗的な人間なので、純文学系とは、とても相性が悪い。 だから、主人公たちの気持ちに寄り添うよりは、次から次へと浮かぶ、ツッコミに忙しくて。 突っ込んだところ、いくつか
1 小さかったとは言え。自分のために冤罪を受けて人生壊しかけた人に、本当に申し訳ないと思うのなら、ホイホイ近づくのはやめましょうよ。で、あげくが、ネットにもう情報が回ってる段階で、隣に転居。正気とは思えない。
2 同棲相手に、怪我するくらい暴行されたら、病院行って診断書取って警察でしょ。なぜ、そういう当たり前のことができない。
3 もう、正体が完全にネットや、週刊誌に出回ってる段階で、ロリコン疑惑がかけられている相手に、幼女を預ける、で、預けられた方は、預けられた方で公然と連れまわす。もう、叩いてください、疑ってくださいと言ってるようなもので、ジョーもビックリなノーガート戦法です。
ということで、下の方と同様、非常に感情移入が難しい映画ではあるんですが、たった一人、ものすごく気持ちが入る人物がいました。 横浜流星さん、演じる亮君。 冒頭から、もう、すずの身体触りまくりなんで、ジェラシーマックス、あげくがあの暴行、あのシーンでは殺意すら感じましたw ただ、会社も行かずにボロボロで、あげくが自殺する流れには、そりゃあ、広瀬すずの顔の恋人に、ああも理不尽な行動をとられたら、まあ、そうなるわなと、なんかかなり気の毒になってしまって。
ここ数十年 愛=性 みたいな感覚がごく当たり前に定着してることへのアンチテーゼとして、性を離れた愛を見直そうとする流れもあるのかなと感じさせる映画ではありましたが。 (ちなみに、私見ですが、女の方からその気になって迫られると、思いっきり逃げる寅さんはその先駆者かとw)
最後に一言。男性の機能を、外見のみで、即断できるような表現は、マジで謹んで欲しい。 外見は子供並みでも、世の中には膨張係数という言葉もあるし、短〇なら短〇 包〇なら包〇でも頑張ってる人間は、いくらでもいるわけで、ちょっとそういう人たちにあまりに失礼じゃないですか?あの表現。
まあ、広瀬すすがとても可愛かったし、冒頭のシーンではジェラシーに焦がれながらもドキドキさせてもらったのでこの点数ですが。 |
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