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タイトル名 |
酔いどれ天使 |
レビュワー |
とっとさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-03-02 20:48:05 |
変更日時 |
2013-03-02 20:48:05 |
レビュー内容 |
ドブ池のあちらにはやくざの仕切る街、こちら側にある診療所でやくざの三船が結核を宣告されるところから物語が始まります。あちらの世界から松永の死を予感させるギターが聞こえてきます。さみしい音色は彼の病死を暗示するのですが、途中から引き手が岡田に交代して、三船は病死ではなく、彼が仕切っていた街を取った岡田によって殺されてしまうのです。ドブ池のあちら側にはやくざの仕切る悪意に満ちた死の街、こちら側は診療所。結局あちらからこちらに生きたままわたってこれたのは、セーラー服の女学生とやくざの街にあって松永に温かく接していた飲み屋のおかみだけ。松永は骨壺に収まって戻ってきます。 松永の死にざまを、ぎらついた演出で、それでも避けられない死を伏流させつつ淡々と進む物語のように感じられました
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