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タイトル名 |
マルサの女 |
レビュワー |
reitengoさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-11-21 17:05:25 |
変更日時 |
2012-11-21 17:14:09 |
レビュー内容 |
「最も心を締め付けられる」ラスト近く斜陽の中人気の無い競輪場の上から公園で遊ぶ子供を眺め、吐露する様は計算しつくし満身創痍で進む本人の苦しみなのか至福なのだろうか。伊丹十三の独特の脂濃さというか。醜態を紐解いたというか....。強い作家性の毒に目眩を感じる。照明によって強く視点を強制させ、チャップリンのように親しみやすく真摯に正義を貫く宮本信子に肩入れしてしまう観客の掌握、ハっとさせられる寄りの物撮りの美しさ。山崎努演ずる権堂は監督本人の化身として佇んでいるのだろうか? (と奥さんとの下世話な想像をしてしまう。) |
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