|
タイトル名 |
のぼうの城 |
レビュワー |
Dream kerokeroさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-05-06 02:36:12 |
変更日時 |
2013-05-06 02:36:12 |
レビュー内容 |
嫌なものは嫌じゃぁ~!こんな台詞、いったいどれだけの人が言えるのだろうか。ある意味この映画最大の見せ場であり、メッセージだと私は受け止めました。太いものに巻かれるのは致し方ないとしても、その巻かれるものに道理が通っていなかったら・・・。そんなことは世の常だからってみんな諦めてしまう。難しいですね。それでもこの映画を観て、何か武者震いを感じたのなら、きっと胸の奥深くに今でも武士道が眠っている、証なんでしょう。良きテーマ、良き題材ではありましたが、私が思っていたモノとはちょっと違っていました。鑑賞前の主人公のイメージは、三国志に登場する諸葛亮孔明を想像していました。あれやこれやと知略を駆使して敵を退治する。そんな内容かな~って思っていました。ところがどっこい。成り行きで開戦して、たまたま初戦に勝って、唯一の策が自らの命と引き換えに士気を高めること・・・ってオイ!全然孔明なんかじゃないやんけ!それに士気高めて水攻めを回避出来ても、結局多勢に無勢、負け戦は確定じゃないか。結論・・・のぼうは実際のところたいして活躍していなかった。ね、ビックリですね。あとねぇ、CG。どうして日本映画のCG、こういったスペクタル調のCGはいっつもダサダサなんですかねぇ。ご愛嬌のつもりなんですかね。予算がとか、日数がとか、言い訳は聞きたくないですね。もっとちゃんと作って下さいよ。CGだって作品の「一部」なんですから。お願いしますよ。あとぐっさんの演技は下手ではないんだけど、どうしてもコントにしか見えなかった。エンドロールに現在の行田市が映し出されるけれど、あれはダメでしょう。やめてほしい。興醒めもいいとこです。本編が観光のための前振りにしかならないじゃないですか。ほんと、センスを疑いますね。主題歌もあまりマッチしてないし、全然印象に残らない。そしてこれが最大の欠点。戦ですよ、戦争ですよ、沢山人が死んでいるんですよ。なのにのどか。死者にお経をあげてる住職ものどか。みんなみんなのどか。作風だから仕方ないってか。そう、つまりね、この映画、作風がマンガなんですよ。だからつまらなくはないのに、どこかしらゆる~い感じがするんですね。ロングランで大ヒット!ゆとり世代と若い連中を誹謗したりしているけれど、なんのなんの、それ相応の年齢の方々もかなり、ゆとり、じゃあないですか、ねぇ~。 |
|
Dream kerokero さんの 最近のクチコミ・感想
のぼうの城のレビュー一覧を見る
|