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タイトル名 |
マレフィセント |
レビュワー |
Dream kerokeroさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2014-07-13 06:53:38 |
変更日時 |
2014-07-13 06:53:38 |
レビュー内容 |
これは単なる焼き回しなんかじゃない。全く別の、全く新しい物語だ。誰しもが抱えている内にある醜さ。その醜さをストレートに描きながらも、決して暗く陰湿なものにはなっていない。むしろ”愛”という大いなるものによって、美しい物語へと昇華している。真実の愛が醜さを超越していく。それがこの作品を、ただのリメイクに終わらせていない最大の理由でしょう。悪役を主役に、という逆転の発想が功を奏したといえるでしょう。また映像も圧巻の一言。絶対に大画面で鑑賞することをオススメします。ただここまで絶賛しながらも、どうしても?の箇所が幾つかありました。※ここからはネタバレです。オーロラ姫が真実を知った時の心変わりの速さ。あれはちょっと、えっ!?てなりましたよ。いくらなんでもそりゃないだろうって。それから呪いをかけるシーン。なにボーって眺めてんねん。矢を射るなり剣で刺すなり出来るだろ。敵なんだし。百歩譲ってお祝いの席だからって言うんなら、せめて縄で捕獲とか方法はいくらでもあったはず。ていうモーションをちょっとだけ入れてもよかったのでは。まあ結局は魔法はかけられるんだけどね。でその魔法。前半で兵士たちを軽くあしらってたのに、後半でその兵士たちにあしらわれる。いくら鉄の楯を持っているからってありゃなしですよ。説得力がない。せめて鉄じゃなくて何か特殊な素材にして、あらかじめその素材には魔法が通じないように前フリでもしていてくれればよかったかも。城に潜入だって魔法を使えば簡単じゃん。だから「魔法」というものに対して、細かな設定付をしてほしかった。別にストーリーに支障は出んでしょ。それから王子様。なんか取って付けたかのような王子様。ほとんど道化じゃん。真実の愛の演出上必要だったのかもしれないけれど、もうちょっとなんとかしてほしかった。それにさ、呪いを解くためにキスをしたんじゃなく、あれはどうみても寝ている今がチャンス!て感じでキスしてましたよね。セクハラ!?いやいや立派な痴漢、犯罪行為でしょ。もうね、わたしゃ心ん中でドン引きでしたよ。と、言いたい放題言ってきましたが、でもねこの映画はいいですよ。面白い!楽しめるし感動できます。ちょっと風刺のきいたファンタジー。観て損はないです。それと、ツッコミどころは個人差が出ると思いますので、予めご了承くださいませ。では・・・。 |
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