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タイトル名 |
ヴェノム:ザ・ラストダンス |
レビュワー |
Dream kerokeroさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2024-11-07 06:18:05 |
変更日時 |
2024-11-07 06:20:47 |
レビュー内容 |
ヴェノムは個人的に大好きなキャラなので、どうしてもそういった思い入れが先行してしまう。1作目はヴェノムになるまでちょっと時間がかかりすぎた感じがしたけど、それでもそこへと繋がるドラマ自体は悪くはなかった。つまり映画として及第点な出来だった。2作目は1作目で完成されたヴェノムが縦横無尽に暴れまわり、エディとの凸凹コンビの面白さにも磨きがかかり、元婚約者アンも加わることでさらに面白みが増した。しかし最終章となる今作は前2作と比べると正直ドラマとしての軸そのものがなんかピンとこないし、逃避行なのか何処に向かって何をしたいのか、なんだかしたいことそのものがボヤけてしまって入り込みにくかった。まず主人公であるエディの本職である記者としての役割がない。ただ追われて逃げるだけの人になってしまっている。元婚約者アンのような存在がいない。エディとヴェノムの凸凹コンビにツッコんだり叱咤激励したりする、そういった第三者がいなから、彼らだけでの漫才を見せられ続けても限界があるから飽きてきちゃう。UFO大好き家族との交流も、取って付けた感しかなくだから何?でしかなかった。最終的に謎な液体で溶けてしまうんだけど、あの液体そのものの存在や説明がイマイチなので感動的なラストになるはずなのに、やや置いてけぼりされてしまったみたいになってしまった。
完全体になったらハンターに感知されちゃうって分かっているのに、ダンスシーンを見せたいがためなのかあのダンスシーンは興ざめでしたね。バカじゃないの、でした。ほんといらない。ああいうウケ丸出しのシーンは。
ラストに登場する大量のシンビオートは面白いことは面白いのだけれども、なんていうかただの物量作戦にしかなっておらず、もうちょっと個々の能力なり頭を使った戦い方などで工夫して欲しかったな。唯一カミナリシンビオートだけが個性を発揮していたけど、ひょっとして彼女が今後のヴェノムとして活躍していくのかな?
前作でトム・ホランドをチラ見せしておいて結局絡みはないのね。まあ裏事情は知らないけれど、とにかく映画は製作者のためじゃなく映画ファンのためだってことをまず分かってほしいです。事情はどうあれ面白いものをお願いします。
あ、先にも言いましたがヴェノム大好きなのですいません、点数は甘めです(^_^;) |
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